マルチセキュリティシステムは、可視化フィルム無しでは画面表示を見ることの出来ないセキュアードディスプレイ・ICチップ内蔵の専用アクセスカード・ニーモニックガード(長期記憶型認証ソフト)を組み合わせることにより、確実な本人確認を行った上で入室が可能となる高性能・高精度の本人認証機器です。 |
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特長
1. ICチップ内蔵専用アクセスカード
登録済みIDカードがリーダー部にアクセスし、正しく識別された場合のみディスプレイ電源が点灯し、ID毎に個別の認証画面を立ち上げます。組み込まれている可視化フィルムを使用して、画面表示を確認します。 |
2.セキュアードディスプレイ
可視化フィルムを使用しないと画面表示を見ることの出来ない特殊液晶ディスプレイで、機密情報入力時などに周囲からの覗き込みを防ぐ事が可能です。可視化フィルムをディスプレイ部に挿入しないと画面表示を見ることができません。 |
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3. ニーモニックガード(視覚長期記憶型認証ソフト)
「本人認証とは何か」を原点に立ち返って考えた製品で、利用者本人が一生忘れない思い出や好きな事・物や人物などをパスシンボル(図絵写真パスワード)として用いることによって、本人を排除することなく、他人を有効に排除する認証用パスシンボルを設定します。従来の英数字のパスワードでは、忘れないように誕生日やイニシャルを組み合わせるという他人でも容易に類推可能なパスワードを設定せざるを得ない、あるいは忘れてしまわないようにメモ書きを残さざるを得ないというセキュリティ不在の状況が起こりえましたが、ニーモニックガードでは、『昔飼っていたペット』『子供の頃好きだった昆虫採集』といった思い出の画像を組み合わせて自分だけのパスシンボルを設定できるので、セキュリティが向上し、不正アクセスを排除します。なお、選択するパスシンボル数、選択順序(パスシンボルを押す順序)、表示位置等はセキュリティの度合いに応じて設定可能です。
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■判定方法
【本人認証】登録済みのパスシンボルが正しく選択され、本人と確認がとれた状態です。認証後ディスプレイの電源はOFFとなり、ドアが開きます。 タッチパネルで認証シンボルを押す際に押し間違えることもありますが、そんな時にはリセットボタンを押せば何度でも入力し直せます。 |
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【他人判定】ID登録者が選択していないパスシンボルばかりを押す、パスシンボル入力個数が登録と異なる等、本人だったら犯すはずのない入力が繰り返された場合には他人と判定しディスプレイ電源をOFFするとともに、管理室、警備会社等へ不正アクセスを通報します。 |
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【異常事態】不正アクセスを試みる者が、正規登録者にパスシンボル入力を強要するケース、あるいはドアが閉まるまでの間にすきを見て駆け込む共連れというケースなど、正常な状態ではないということを管理部門へ通報する手段として、SOSシンボル(異常事態シンボル)の設定が可能です。通常のパスシンボルの後に予め設定したSOSシンボル(異常事態シンボル)を押すと、本人判定時と同様にディスプレイ電源OFF、ドアが開きますが、強要者あるいは共連れを試みる者に気づかれないように管理室、警備会社等へ通報されます。 |
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